日本航空123便墜落事故の最大の問題。
それは、事故調査委員会による事故原因の結論づけにあります。
事故の原因を後部圧力隔壁の損傷に起因することを前提として進められ、
結論づけられたことであります。
後部圧力隔壁の損傷よりも先に、
垂直尾翼の損傷が発生した可能性を検証していないことが、最大の問題であります。
機内で急減圧が起こらなかったことが、最大の疑問点とされております。
飛来(飛翔)物の衝突や、機体本体の設計から運用の仕方に至るまでの、
金属疲労による損傷などの多要因の検証がされておりません。
本来であれば、様々な要因に基づき、多角的に原因を追究するべきところを、
結果として、早々に幕引きをしたような状況でありました。
このことが現在、
書籍やネット上での陰謀論めいた推論の拡散を生んでいる原因の一つ、ではないでしょうか。