『高天原山』=『タカマガハラヤマ』
この地名が、『日航機123便墜落事故』の現場とされる『御巣鷹山の尾根』の正式名称です。
この現場が『御巣鷹山』という名であることは、便宜上の通称であります。
当時の群馬県上野村の黒沢村長の言葉に由来があります。
奇しくも、『高天原』という名称は、
古事記などの神話にも登場する、天と地を繋ぐ崇高な場所とされています。
事故の再発防止のための重要課題は、
『原因の解明=事実の確認』であることは、広く周知されておりますところです。
事故の原因は、圧力隔壁の破損個所の修理ミスとされております。
但し、事故調査報告書において、『修理ミスの構造的な説明』はあったとしても、
『誰が、何故、どのような理由(状況)でそのミスを犯したのか』
という事実に基づく検証報告はございません。
当事者(ボーイング社の修理担当者)自身からも、
明確な原因に対する認識(自覚)が示されておりません。
つまり、未だに『原因が不明』ということなのです。
これが、『事故後 40年目の現実』です。